2016年の身延参り(奥之院思親閣)
久遠寺本殿から奥之院思親閣に至る参道は徒歩2〜3時間の山道。
現在は、これをショートカットするロープウェイがあり、約7分で山頂に至ります。
以下の写真は、ロープウェイの車窓から東方、富士川と河畔に広がる身延の町などです。
ロープウェイの「奥之院駅」を降りてすぐ、短い参道があります。
山門の左右の格子の中には、諸宗のお寺でも見かける「阿吽」の仁王様がいます。
参道の麓にある日蓮聖人の銅像。東の方角を向き、はるか上総国(カズサノクニ, 現千葉県北部)の方角を眺めているお姿です。日蓮聖人は、この位置から東を望み、故郷のご両親をお偲(シノ)びになったそうです。奥之院の名前「思親閣」の由来であります。
日蓮聖人の視線の先は、↓このように見えています。
休憩所と杉の大木が邪魔で、あまり千葉県は見えません。銅像の位置を降りて、休憩所の横に入ってみると、視界がひらけます。
この日(11月20日)の未明まで雨が降っていたためか、霞がかかってあまり遠くが見えません。空が澄みわたっている時なら、千葉県は見えるのでしょうか。
参道の両脇には、「日蓮聖人お手植えの杉」が3本あります。
参道を登りきり、山門をくぐると、「奥之院思親閣」です。
ピンボケしてしまったので、小さいサイズで。
奥の院の境内の西側の短いハイキングコース(徒歩3分)山道を歩くと、展望台があり、山が見えます。
身延の町の4大聖地の一つ、七面山です。
谷を挟んで向かい合う尾根の上に、日蓮宗の守護神「七面大明神」をお祀りする「敬慎院」があります。こちらのお参りには往復で8時間はかかるため、お参りはまた別の機会にいたします。